新春に七草粥にして楽しむ「春の七草」のように
「秋の七草」というものも存在します。
七草粥にはできませんが
十五夜のお月見に飾ると良いそうです。
「秋の七草」は万葉の歌人
山上憶良（やまのうえのおくら）が
子供たちに秋の花を数え教えている情景を読んだ歌に
由来するそうです。
「秋の七草」は以下の７種類の花です。
①女郎花 オミナエシ
小さな黄色の花が散房状に咲く姿が美しい花です。
②尾花 オバナ→ススキ
今ではススキと呼ばれています。動物の尾に似ていることから
オバナと呼ばれるようになったそうです。
お月見に欠かせない植物です。
③桔梗 キキョウ
深い青紫が特徴で綺麗な星形の花姿は
多くの家紋のデザインとして使われています。
④撫子 ナデシコ
落ち着いたピンクの色合いが古くから愛されてきました。
⑤藤袴 フジバカマ
花色がほのかに藤色で形が袴のように見えることから
フジバカマの名前がつきました。
⑥葛 クズ
濃い赤紫色の花が美しいクズ。くず餅にして食べたり
葛根湯生薬としても使われます。
⑦萩 ハギ
赤紫色の小さな花が美しい秋を代表する花です。
①から順に語呂合わせで覚えると簡単に覚えることができます。
「お好きな服は（オスキナフクハ）」
「秋の七草全部言える？」覚えてプチ自慢しませんか？
クズ以外の花は花屋さんで比較的簡単に手に入ります。
今週末9月10日（土）は十五夜です。
秋の七草飾ってご家族で中秋の名月を楽しみましょう。