お花と光

当たり前のように1年中手に入る花たち。

でもその裏には様々な栽培技術が活用されており
それが無ければ実現できませんでした。

今回はその中でも温度と並んで重要な技術
光のコントロールについてお伝えします。

 

お客様からよくいただく声に

「この花は温室で栽培されているんでしょ?」

「暖房をかけて育てているんでしょ?」

温度を上げて栽培すればどんどん成長し
短期間で花が咲くように
思われている方が多いようです。

開花の時期を決める要素

温度以上に大切なものがあるんです。

 

それは光なんです。

私たち人間も
このところめっきり日暮れが早くなったことから
気温が高くても
もう秋だなあとわかります。

実は植物も1日のうちの明るい時間(日長)を

葉で感じ季節を知っているんです。

この性質から大きく大きく3つのグループに分かれます。

長日植物
冬至〜夏至までの昼の長さが長くなると開花する

短日植物
夏至〜冬至までの昼の長さが短くなると開花する。

中性植物
日長に関係なく開花する。

最近の研究で

実は植物は昼の長さではなく
夜の長さを感じて
日長を測っていることが明らかになっています。

何故でしょうか?

気温は冷夏や暖冬などで毎年変動します。

光の量も天候によって変動します。

暗い夜の長さはこれらの要素で変動しません。

そのため暗い夜の長さに反応すれば
季節の訪れを間違いなく知ることになります。

実に頭のいいやり方だと思いませんか?


ではこのことがあなたのおうちの花たちに
どんな影響与えるのでしょうか?

次回はそのことについてお伝えします。

 

 

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