お花と光③

あなたのお家に立派に育っているのに
なかなか花がつかないデンマークカクタスありませんか?

それもしかして夜遅くまで照明がついているお部屋に
置いていませんか?

デンマークカクタスは短日植物なので
夜が明るいと花芽をつけてくれません。

夕方5時ごろから翌朝8時ごろまで
真っ暗にできる場所に置くか
箱を被せて真っ暗にしてください。

このように人工的に真っ暗な夜の時間を長くすることを
短日処理と言います。

     農場で短日処理をするための装置

 

最低1ヶ月以上この処理を続けてください。
必ずつぼみが膨らみ始めていることを確認して
この処理を終えてください。

デンマークカクタスはとても光に敏感なので
1日でも日長が長い日があると花芽がつくのは
その日から1ヶ月後になると言われています。

また小さなつぼみは落ちやすいので
置き場所を変えるとつぼみが落ちるので
なるべく動かさないようにしましょう。

この性質を積極的に利用すると
花が咲いてほしい時期に咲かせることができます。

もし、クリスマスやお正月に咲かせたいと思えば
短日処理を咲いてほしい約1ヶ月前から始めれば
良いわけです。

このほかにも有名なものでは
クリスマスに欠かせないポインセチアがあります。

赤く色づくためには真っ暗な夜の長さが
12時間以上
2ヶ月以上続く
という条件が必要です。

なのでクリスマスに赤い色にしようとすれば
今の時期から短日処理をしなければなりません。

このように植物を育てる上で
光はとても重要な要素です。

あなたのお家の光環境ぜひもう一度見直してください。

花付き色付きが悪いというお悩み
一気に解消するかもしれません。

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