今日9月1日は防災の日
関東大震災の記憶から定められた日ですが
今日では地震だけでなく
当時では思いもよらなかった
地球温暖化によると考えられる
異常気象による災害に備えなければならなくなりました。
そのように見ると
花と緑の役割はますます重要になっています。
まさに今
強烈な台風が日本列島を狙っています。
昨年も同じ内容の記事をお伝えしましたが
台風への警戒が呼び掛けられる今年の防災の日
今年も敢えて同じ内容の記事をお伝えし
植物の重要性をお伝えしたいと思います。
花と緑がなぜ地球温暖化防止に役立つのでしょうか?
植物による光合成についてはご存知だと思います。
植物が大気中のCO2と水から
光エネルギーを使い炭水化物を合成する働きです。
この働きを
「植物によるCO2の固定」といいます
このCO2固定により
大気中からCO2を減らすことができるんです。
研究者の報告によると
私たちが住む温帯でのCO2固定量は年間で
温帯常緑森林 0.53kg/m2
温帯落葉森林 0.50kg/m2
温帯草原 0.23kg/m2
温帯農耕地 0.28kg/m2
森林は農地の2倍程度の
CO2固定能力があることがわかります
また樹木は草や農作物のように
1年で枯れて分解するものと違い
数十年かけてどんどん成長し
枯れて倒れてしまっても
なかなか微生物によって分解されないので
大気中のCO2として放出されにくくなります。
森を大切にし育った樹木を
建材として使うことが
大気中のCO2を減らすことに
とても効果あることがお分かりいただけたでしょう。
このような目で身近にある森を見てください。
昔から鎮守の森を始めとする
里山の森を大切にしてきた
ご先祖の知恵に改めて驚かされます。
防災のため地球温暖化防止のため森を大切にしましょう。
植物の働きについては
一般社団法人日本植物生理学会の
ホームページを参考にしました
わかりやすい解説が載っています
ぜひご参考になさってください。