正月のおめでたい花と言えば松竹梅。
本当はこの3つにランクの上下はないのに
何故かこの順番でランク付けがなされ
梅は下に見られがち。
お寿司屋さんのメニューでも
梅は一番安い場合がほとんど。
今回はそんな梅の名誉挽回のため
梅のパワーについてお伝えします。
伝わった時期ははっきり分かりませんが
米作りや仏教などと同じように
朝鮮半島経由して日本に渡ってきたと言われています。
美しい花を鑑賞するための「花梅」と
薬や食品加工に向く良い味をつける「実梅」の2つに
大きく分類されます。
今から約1300年前の奈良時代には
すでに広く栽培されていたようで
万葉集には梅の歌がたくさん読まれています。
そして何よりも令和と言う元号は
「新年の令い月(良い月)に空気が美しく
風が和(なご)やか」な中で
万葉の歌人大伴旅人の太宰府の館で
梅の歌を詠む会が催されたという
故事にちなんでいます。
また学問の神様
菅原道真公が
梅の花をこよなく愛された事は
とても有名です。
菅公が都から太宰府に流された時
後に残された庭木たちのうち
桜は悲しみのあまり枯れてしまい
松は後を追ったが途中で力尽き
梅だけが太宰府まで飛んできたという
「飛梅伝説」は歌舞伎や文楽で有名なお話です。
画像は太宰府の飛梅です。
普段梅の花に目を向けることはほとんどありません。
令和4年の正月
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梅のパワーで新しい年には良いことが起こるかも。
特に受験生がおられるおうち。
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