もうすぐ8月。
お墓参りの時期になりました。
広島ではスーパーやコンビニで
煌びやかな盆灯籠の販売が始まりました。
そこでご注意。
お盆コーナーで販売されている塔婆(とうば)
お供え方を間違えると大変失礼になります。
広島のお盆の風物詩盆灯籠。
以前は浄土真宗安芸門徒だけの風習でしたが
最近は余宗(よしゅう:広島では浄土真宗本願寺派以外の
ご宗旨をこう呼びます)もお盆のお墓参りに
盆灯籠をお供えになるようになりました。
それに伴いスーパーやコンビニで盆灯籠が販売され
お墓参りの必需品となっています。
町中の寺院や墓地が盆灯籠で彩られるのは
とても美しいのですが
お盆の後のゴミ問題が深刻になってきました。
最近では盆灯籠を禁止する寺院や墓園も出てきました。
そこであまりゴミにならない盆灯籠に代わるものとして
塔婆(とうば)という名で長さ30センチ程度の板に
「南無阿弥陀仏」と書いたものが
販売されるようになりました。
お供えした人の名前がわかるようになっています。
ここでご注意。
このスーパーやコンビニで販売している塔婆は
安芸門徒以外の余宗のお墓にお供えしてはいけません。
余宗ではご先祖の供養のため
お寺でお坊様にお経を上げていただき
ありがたい経文やお題目を一人一人
塔婆に書いていただくことが供養なのです。
このことを追善供養と言い
盆灯籠よりも塔婆の方が重要なのです。
なのでスーパーやコンビニの既製品の塔婆は
失礼になります。