処暑(しょしょ)

暦では
「厳しい暑さが峠を越し
穀物が実り始める始める頃」

という表現がされています

今日から27日ごろまでの初候は
「綿柎開(わたのはなしべひらく)と表現されています

 

柎 (ウテナ)とは花の萼(がく)のことです

ワタを包む萼が緩み

中から綿毛が出てくるころという意味です

現在ではあまり実感がわかない表現ですが

暦が作られた明治時代は

日本各地でワタが栽培され

広島も有力な産地だったそうです

広島県の海岸沿いの地域で

主に栽培されていたそうですが

今ではその跡形も見られません

ただ関連した産業として

備後地域に

デニムや制服縫製、帆布が残っているようです

木綿やデニム、コットンが

植物の花からできていることを知らない

子供たちが多いようです

今ではクリスマスごろに

ドライフラワーとして見かける位になったワタの花ですが

繊維製品の材料としてとても重要です

もともと瀬戸内海沿岸は栽培に適した場所です

子供たちの教育のためにも

来年は栽培に挑戦してみてはいかがでしょう

画像はワタの花です

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