小さな子供に「春の花を描いてごらん」と言うと
必ず何人かが描くのはチューリップ。
でも切り花として楽しむのは今が旬。
今日は今が旬のチューリップの話です。
一面にチューリップの花が咲き誇り
その後に風車が見えるオランダの風景から
チューリップの原産地はオランダと思われがちですが
実は中央アジアや北アフリカなんです。
16世紀にヨーロッパに持ち込まれ
大航海時代に貿易で大儲けしたオランダで
17世紀に熱狂的なチューリップブームが起きた時には
球根1個がお城と交換されるほどだったそうです。
日本には明治時代ごろに伝わり
各地で盛んに栽培されるようになり
なじみぶかい花となりました。
切り花で出回るのは12月から5月ごろ。
でも切り花として楽しむのに最適なのは
今から3月ごろまで。
なぜならチューリップには
次のような特性があるからです。
①光に敏感に反応する。
日光が当たると開花、暗くなると閉じる。
②温度にとても敏感に反応する。
切り花になっても温度が上がると
あっという間に開花。
茎もどんどん伸びます。
寒くなるなると花は閉じます
③重力に反応する.
横向きに活けても花が上を向くように
茎が曲がります
このような性質から
冬の温度が低く日差しが強くない今の時期が
チューリップを楽しむための最適な時期なんです。
チューリップの多彩な色合いは春そのもの。
この花があると一足先にお部屋に春がやってきます。
花言葉は「思いやり」
これからの
卒業
退職
入学等のお祝いに
あなたの「思いやり」の気持ちを
チューリップに込めて贈りませんか。