秋をイメージさせる花と言えばコスモス。
観光地を彩る花として
何万本も栽培されている景色は圧巻です。
最近オレンジ色の花を
よく見かけるようになりました。
キバナコスモスという種類で
ピンクや赤、白などとは同じコスモス属で
別の種類になるんです。
もしコスモス畑の彩りを増やすため
キバナコスモスを植えようとお考えの場合
注意が必要です。
メキシコ原産のピンクや赤色が特徴のコスモス。
原産地では高度2000m前後の地域に
自生しているそうです。
日本には明治時代に入ってきたそうで
秋の花としてお馴染みですね。
この種類は厳密には
キク科コスモス属オオハルシャギクといいます。
キバナコスモスは
キク科コスモス属キバナコスモス
別の種類なんです。
同じメキシコ原産ですが
オオハルシャギク比べ
低い標高のところが原産なので
夏場の暑さに強いのが特徴です。
また繁殖力も旺盛なので
こぼれ種で増やし
赤やピンク黄色の色とりどりの
コスモス畑にしようと思っても
全部キバナコスモスに席巻される
恐れがあります。
また放置すると
かつてセイタカアワダチソウが
園芸用に植えられたのに野生化したように
厄介な植物になりかねません。
実際日当たりの良いのり面が
キバナコスモスに席巻されている場所も
あるようです。
とても鮮やかな色合いで
見栄えも良いキバナコスモスですが
花を鑑賞した後きちんと抜き取って
広がりすぎないように注意して
栽培を楽しみましょう。