朝夕まだまだ寒い日が続きますが、
日中はめっきり春らしくなってきました。
コロナ感染者数もこのところ減少傾向。
春まであともう一歩という感じです。
ところで、春を呼ぶ行事といえば「ひな祭り」
今日は「ひな祭り」になぜ桃の花を飾るのかというお話です。
ひな祭りは、今よりも乳幼児の死亡率がはるかに高かった昔、
親は子の健やかな成長を願い
形代(かたしろ)という身代わりになる人形を
子供の枕元に置き、魔除けとし、
1年の災いを春のひな流しで祓っていたのが起源だそうです。
今でも「流しびな」の風習が残っている地域もあります。
この行事に飾られるのが桃の花なんです。
旧暦の3月3日は今の暦では4月ごろ、
ちょうど桃の花が咲き始めるころです。
昔の人は桃には邪気を祓う力があると
信じていたんです。
桃から生まれた桃太郎の鬼退治は有名な話ですね。
古事記によれば、この世の初めごろ
国生みの神様が黄泉の国から押し寄せる
邪悪な神に桃の実を投げつけたところ
たちどころに退散したそうです。
喜ばれた神様が、
桃に人々を苦しめる邪気を払う役割を
与えられたそうです。
もうすぐひな祭り。
あなたのお部屋にも
桃の花飾り、厄除けしてみませんか?