花で世界を巡る⑥

アレンジメントやブーケを引き立てる
名脇役のグリーンたち。

中南米からの輸入品が多いのですが
高品質なものはやはり国産品。

その主な産地は意外にも東京都なんです。

レザーファンやドラセナ、フェニックスなど
花束やアレンジメントを仕上げるために
欠かせないグリーンたち。

その原産地はコーヒーベルトと呼ばれ
コーヒーの主産地
赤道挟んで南北25度の間の
熱帯〜亜熱帯。

この地域の標高1000メートル以上の地域は
栽培に適しているので
グリーンたちがじゃんじゃん生産され
世界へ輸出されています。

コロンビアやコスタリカなどの国から
日本へもたくさん輸出され
比較的安価に流通しています。

でも品質では何といっても国産。

その高品質グリーンの産地ナンバーワンは
なんと東京都なんです。

国内生産の3割近くを出荷しているんです。

東京といっても
大都会の真ん中で栽培はできません。

東京都下の伊豆諸島
その中でも八丈島を中心に生産されています。

絶海の孤島
火山灰の痩せた土地
台風銀座
高温多湿な気候
農業にとって不利な条件を全て逆転させて
葉物グリーンの高品質産地としての
有利な条件に変え成功されたそうです。

東京オリンピックの
ビクトリーブーケに使われていた
グリーン(ハラン)は
このような人たちが
栽培したものだったんです。

コロナ禍の今
ピンチをチャンスに変えるパワー
あやかりたいですね。

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