万年青。なんと読むでしょう?

万年青はかつて正月を飾る切花の定番でした。

今ではあまり見ることがなくなりましたが
とても縁起の良い植物とされ
お祝い事によく使われていました。

今日は縁起物の万年青についてお伝えします。

「万年青」。

正解は“オモト“。

正解された方大体年齢が分かります。

かつては縁起物として珍重され
鉢植えは新築祝いの定番でした。

万年青を引越祝いに送るようになったのは
江戸時代です。

伝説によると
徳川家康の江戸入城に先立ち
徳川家が代々栄えますようにとの願いを込めて
葉を常に保っている万年青を
家臣が献上したのが始まりだそうです。

その願いの通り徳川家は江戸で大繁栄しました。

そこから日本中に引っ越し祝いに
万年青を送る習慣が広まったそうです。

江戸時代には主に大名の間でブームとなり
品種改良が進み
現在では1000種類以上もあるそうです。

当時は珍しい品種であれば
現在の価値にして
数千万〜数億円の高値で取引されていたそうです。

その後昭和の高度経済成長期でも
珍しい品種であれば家一軒分の値段で
取引されていました。

年中緑色の葉
赤い色の実
切り花として活けても
とても長持ちすることから
おめでたい植物として
昭和の時代では正月花の定番でした。

近年ではあまり流通しなくなりましたが
年末になると
伝統的な華道の花材として
わずかに出回っています。

令和の新年。
日本の伝統文化をひもとき
心の贅沢を味わいませんか。

なお本万年青のご購入を希望される方は
お取り寄せになりますので
あらかじめごオリーブハウスまで連絡ください。

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