キョウチクトウの花

真夏の空に向かって咲くキョウチクトウ

今から75年前の夏
原爆で廃墟と化し
灰色の街となったヒロシマに

真っ先に赤い色合いを添えたのが
キョウチクトウの花でした

「75年間草木も生えない」
と言われたヒロシマで
廃墟の中に咲いた赤い花は

市民に復興の始まりを感じさせ
生きる希望を与え大いに力づけました

それから懸命の復興が進み
20年余りが過ぎた昭和48年

キョウチクトウは市民の投票で
市の花に制定されました

76年目の8月6日

二度とあの悲劇を
繰り返してはならないという誓いを新たにし

キョウチクトウに力づけられ
復興を成し遂げた先人の苦労を想い

今コロナ禍からの復興に取り組む私たちも
キョウチクトウからパワーをもらいましょう

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