花鳥風月と言う言葉があります
美しい自然の風景や
それを重んじる風流を意味する
4文字熟語です
その言葉の先頭に来るのが花
その花を美しいと感じるには
どういう心構えが必要なのでしょうか?
花を見る目には2つの見方があります
①目に見えないもの
例えばススキを見たとき
秋の風景を連想し季節を感じる人
故郷の風景を連想し懐かしさを感じる人
人それぞれ感じ方が違います
それはススキを
「かたちあるもの」として見ないで
心の目で花と語り合い
「目に見えないもの」を見ているからです
②実に見えるもの
ヒマワリを見て
茎の「線」
葉の「大きな点」
など造形的な特徴を見る目です
生け花ではこの特徴を
「線、めん、点、マッス(量塊)」の
4つの要素に分けます
この4つの要素の使い方で
表現したいイメージが作り出せるんです。
今回お話しした2つの目をもった
お花の楽しみ方を
これから少しずつお伝えしたいと思います
あなたの花への見方が変わってくるはずです