いよいよ明日からとうかさん

3年ぶりのお祭り開催。

久しぶりに浴衣でのお詣り。

とてもわくわくしますね。

でも長い歴史に支えられるとうかさんの魅力は
それだけではありません。

歴史好きの方に
ぜひ訪れていただきたい場所があります。

 

 

とうかさん圓隆寺には有名な事件に関わる人の
お墓があるんです。

忠臣蔵として有名な赤穂浪士の討ち入り事件。

そのリーダー大石内蔵助を
うるさ型の頑固オヤジとして補佐し
中心的な働きをした原惣右衛門の墓があるんです。

江戸や赤穂から遠く離れた広島に
なぜお墓があるのでしょう?

事件後、幕府は主君への忠義は立派だが
将軍の膝元で騒動を起こした罪で
討ち入りメンバーに切腹を命じました。

苦しいし生活に耐え見事主君の恨みを晴らす姿は
武士の鑑として歌舞伎や講談などの人気演目
忠臣蔵として取り上げられるようになりました。

事件から20数年後
取り潰された赤穂浅野家の本家にあたる
広島藩浅野家原惣右衛門の遺児を
藩士として
召し抱えました。

その後原惣右衛門の妻と遺児は
広島で暮らしたそうです。

原家はとうかさんを深く信仰し
妻が亡くなった時
夫婦の墓として建立した墓が
現在に伝わっています。

 

 

境内の墓地には
他にも江戸時代に建立された墓がたくさんあり
原爆の熱によって変成した墓もあります。

戦災で亡くなった子供を弔うお地蔵様もあり
広島市の歴史を静かに伝える場所でもあります。

とうかさんのお祭りをきっかけに
広島市の歴史を知る場所として
改めて訪れてみてはいかがでしょう。

 

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